チームの多様性を活かす“摩擦の三角形”の作り方|idearium cast #109

idearium castの109回目更新しました。こちらのPodcastはブラウザでそのまま聴くこともできますが、Anchorのideariumのページにアクセスし、アプリをダウンロードしていただくと、スマホやパソコンで「ながら作業」をしながら再生可能です!またSpotifyでも聴けます。


チームの多様性を活かす“摩擦の三角形”の作り方|idearium cast #109

  • 組織には多様性があるものだが、ただいろいろな価値観を同居させるだけだと、コミュニケーションやコラボレーションが生まれにくいばかりではなく、むしろ喧嘩が起きたりする。
  • 多様性を価値にアップデートしていくためにはどうすればいいのだろう?ということを考えたい。
  • 特にスタートアップなどの小さいコミュニティにおいては、長い歴史があるわけではないのに慣習がいつの間にか文化になっており、新しくジョインした人からするとその文化が「ノるべき文化なのか、問い直すべき文化なのか」ということの判別がつきにくい。
  • 近年、ダイバーシティとともに語られる言葉として「協調性」があるが、それは本当なのだろうか?多様さを受け入れるためには、対話が必要になる。明確に違う足場や文化を持った人同士が、お互いへの理解の解像度を上げて、AとBという別々の案で終わるのではなく、新たな案Cを生み出していくことが大事になる。
  • このとき、AとBという異なるものを「異なる」と認識できる第三者的な存在がいて、その人が新たなアイデアCを良いものとして認めてあげるファシリテーター的存在が必要になる。小さい組織だとそれが経営者の仕事になるのではないか。
  • 違いからいさかいが生まれたとき、「重なる部分はここだから〜」とおさめる方向にファシリテートしてしまうのではなく、そこから一歩踏み込んで背後のWHYを深ぼる信念が必要になる。そうして初めて、多様性が対話を通して価値になっていく構造が生まれていく。

ミミクリ &ドングリはデザインの力で創造性の土壌を耕し、組織の課題解決を実践するデザインファームです。40名の研究者、ファシリテーター、コンサルタント、デザイナーが在籍しながら、具体的な技術から思想や哲学まで含めた広い意味での方法論 (methodology) を学術的に研究しています。

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