プロダクトオーナー(PO)のジレンマ|idearium cast #92

idearium castの92回目更新しました。こちらのPodcastはブラウザでそのまま聴くこともできますが、Anchorのideariumのページにアクセスし、アプリをダウンロードしていただくと、スマホやパソコンで「ながら作業」をしながら再生可能です!またSpotifyでも聴けます。


プロダクトオーナー(PO)のジレンマ|idearium cast #92

  • 東大の先生をやりつつ、CULTIBASEのプロダクトオーナーをもやっている安斎。
  • 定性と定量のバランス。UXとマーケティングのバランス、価値創出と課題解決の壁など。プロダクトオーナーは、その折り合いをどうつけるのかというジレンマを抱える。
  • 多くのプロダクトの場合は、定量のKPIをしっかり作ることで、市場やペルソナが見えてくる。しかし、その手法では「とにかくスカウトメールを毎日送ろう!」などタッチポイントが非常に多くなりがちでユーザーの「スカウトメールうざいな…」と思っている気持ちは置き去りにされてしまう。
  • とは言っても、ユーザーの価値を考えすぎると、事業の収益性が担保できず、のびずに終わる、ということになる。
  • 「価値自体が刷新されてしまえば、そのペインは吹っ飛んでしまうんだよな」という事例もある。先程の事例でも、そもそもスカウトメールではない手法を使用してもいいはずである。
  • 現在、CULTIBASEはありがたいことに順調に伸びているので「本当に届けるべきサービスはなんだろうか?」という議論ができている。
  • 定性的な仮説も、それぞれのメンバーの言語化力とそれをぶつけ合う環境があると、定量並みの信頼度を持つことができる。

ミミクリ &ドングリはデザインの力で創造性の土壌を耕し、組織の課題解決を実践するデザインファームです。40名の研究者、ファシリテーター、コンサルタント、デザイナーが在籍しながら、具体的な技術から思想や哲学まで含めた広い意味での方法論 (methodology) を学術的に研究しています。

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