クソゲーならぬ愛すべき“クソ問い”はないか聞いてみた|idearium cast #102

idearium castの102回目更新しました。こちらのPodcastはブラウザでそのまま聴くこともできますが、Anchorのideariumのページにアクセスし、アプリをダウンロードしていただくと、スマホやパソコンで「ながら作業」をしながら再生可能です!またSpotifyでも聴けます。


クソゲーならぬ愛すべき“クソ問い”はないか聞いてみた|idearium cast #102

  • 「10分くらい聞かないとイイ話かわからない」と評判のこのidearium。本日はクソゲーならぬ愛すべき“クソ問い”、がテーマ。(お急ぎの方は1分53秒からお聞きください)
  • この世の中には、段差を降りるだけで主人公が死ぬようなクソゲーがあるが、そのようなゲームがカルト的な人気を獲得してファンに愛される、という現象が起きることがある。
  • 安斎が愛せないのは、アイスブレイクの「今日の朝ご飯はなんですか?」という問い。参加者として素直に答えても、その後「はい、時間です!では今日の本題はこちら!」と全く関係ない本題が進んでいくため、「朝ご飯の情報だけ取られた」という気分になる。
  • クソゲーにも愛すべきものと単にストレスを与えるだけのものがあるが、愛すべきクソゲーは、吹っ切れすぎているためにツッコミの衝動が湧く、という点にヒントがあるのではないか。
  • 安斎が自覚的に“クソ問い”を投げた場面がある。ある地域の学校の先生からの「生徒の主体性を引き出したい」という依頼をいただいた際、「この依頼自体が主体的なのか?」と疑問を感じ、アイスブレイクで「あなたは主体的ですか?5時間で話し合ってみてください!」と問い、スライドで5時間のタイマーを表示しみた。
  • 結果、対話は予想外に盛り上がり、先生たちの議論は40分程度続いた。今振り返ってメタ認知してみると、それは愛すべき“クソ問い”だったかも知れない。

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